【現地レポート⑨/ 女子決勝】試合を重ねるごとに強くなっていた京都精華学園が3連覇を達成
2026年1月8日
「京王 Jr.ウインターカップ2025-26 2025年度 第 6 回 全国U15バスケットボール選手権大会」の女子は京都精華学園 (京都) の優勝で幕を閉じました。
四日市メリノール学院 (三重) との決勝は、第 1 クォーターこそ重い展開となりましたが、第 2 クォーター以降はインサイドの #15アニボグ ジェニファー チナザ選手と #9 板倉杏紗選手で得点を重ねた京都精華学園が前半を終えて14点のリードを奪います。後半に入ると京都精華学園はさらに加速。インサイドで確実に得点を挙げて最後は 71-46 で勝利しました。

大会 3 連覇達成となった京都精華学園ですが、今大会は 3 回戦であわや敗戦という危機に追い込まれました。その試合では、静岡県代表の ONE を相手に残り10秒で 2 点負けという場面を迎えましたが、相手のミスから攻撃権を得ると、ブザービーターの同点シュートが決まり延長へ。延長では外角シュートに思い切りの良さが戻り、終わってみれば 77-73 で逃げ切りました。
急死に一生を得たともいえる試合でしたが、それ以降、「自分たちの積極的なバスケットをしようという意識が出てきました。ある意味、思い切りよく伸び伸びとプレーすることができたと思います」と山本コーチはチームの変化を語ります。
ピンチを乗り越えたことでチームはグッと締まり、準々決勝、準決勝と危なげない戦いを見せ、決勝でも本来の動きを見失うことなく走り切りました。
その決勝戦、21得点、17リバウンドと躍動したのが 2 年生の板倉選手です。自身も決勝での活躍は驚いたと言いますが、「ジェニファーさんへのディフェンスが寄って大変なので、そこで私がちゃんとリバウンドを取ることなどは貢献できたかなと思います」とも振り返ります。
「のんびりした非常に優しい子なんです。これまでは戦う勝負強さみたいなものを持ち合わせていなかったのですが、ここに来て自分がやらなければジェニファーを潰してしまうという気持ちを強く持っていたようですね。自分が行くという姿勢が随分と出てきました。成功するかしないかの問題ではなく、やろうという意欲が出てきたことが彼女の大きな成長だと思います」と指揮官も手放しで板倉選手を称えました。
板倉選手はまだ 2 年生。決勝でも随所に好プレーを見せた #12 杉本愛姫選手や #11 河合優奈選手らも同じ 2 年生で、ともに新チームでは夏の全国中学校大会、そして冬のジュニアウインターカップでの連覇を目指します。

「1、2 年生は非常に貪欲ですので、4 連覇を自分たちが成遂げるんだという気持ちを持っていて頼もしいです」と語った山本コーチは、新チームでは柱となる板倉選手についても「彼女がどこまでチームを助けてくれるセンターになるのか、すごく期待しています」と語りました。
一方で、「3 年生が何とかしようという気持ちを持つことが 1、2 年生に勇気を与えることになります。3 年生が最後の最後まで後ろ姿を見せようとした努力は良かったと思います。やっぱり後輩は先輩の後ろ姿を見て育つので」と最上級生たちへの労いの言葉も忘れませんでした。
連覇というプレッシャーの中からつかんだ栄冠。1 年生から 3 年生までが一つになって苦境を乗り越えた京都精華学園は、来年の大会で 4 連覇の偉業を目指します。
