【現地レポート⑦ / 女子 準決勝】相手の『エース封じ』にも見せた意地--Sprite #11 井川夏希選手
2026年1月7日
「ディフェンスの強度やシュート力などで第 1 クォーターから相手のリズムになり、こちらが受け身というか、やられっぱなしになってしまいました。そこで少し気持ちの面でも引いてしまい、オフェンスもプレイエリアがハーフライン近くとなって普段より攻めにくいような感覚になってしまいました」(遠藤純哉ヘッドコーチ)
「2025年度 第 6 回 全国U15バスケットボール選手権大会 京王 Jr.ウインターカップ2025-26」の女子準決勝、前日の準々決勝で八王子市立第一中学校 (東京①) との激戦を制した Sprite (埼玉①) は、過去に 2 度 (第 1 回、2 回大会) の優勝を誇る四日市メリノール学院 (三重) と決勝進出を懸けて対戦しました。
しかし、先に指揮官が振り返ったように、前半は四日市メリノール学院にペースを握られてしまいます。中でも第 2 クォーターでは 7-17 となり、前半を終えて 23-38 と14点のビハインドを負うこととなりました。
それでも後半は、「相手の対策に対してあまり深く考えず、いつも通りの自分たちらしいプレーをしようとハーフタイムで修正し、それが後半は少し上手くいきました」(遠藤HC) と、得点で四日市メリノール学院を上回ります。だが、前半で付いた差が大きく響き、試合終盤にも点差を詰めたものの、追いつくまでには至らず。最後は 50-58 で敗れました。

この試合、四日市メリノール学院が Sprite を相手に『対策』を施した一つが #11 井川夏希選手へのマークでした。
四日市メリノール学院は、数名が交代で井川選手をフェイスガードでディフェンスし、前日の 3 回戦 (HOOPS4HOPE・千葉①) で32点、準々決勝 (対八王子一中) では25点を奪ったポイントゲッターの得点を抑えにきました。
これに対して井川選手は、「フェイスガードされていても自分のできることはあるので、そこは全力でやり切ろうと思っていたのですが、シュート任されたときに決め切れなくて申し訳ない気持ちです」と語ったように、思うような攻めができません。最終的には 4 得点に留まり、試合後は悔しさを滲ませました。
ただ、「自分の役割を全力で果たそうという気持ちでやっていました」という第 4 クォーターでは、厳しいマークの中で果敢にドライブを仕掛け、ディフェンスの状況を見ては、自身のシュートだけでなく、味方のシュートを演出するアシストで盛り立てるなど意地を見せました。
Sprite は創部 3 年目で、今大会は初出場。「私たちは 3 年間でやってきたものがあったので、絶対優勝したかったのですが、(大会には) 強豪チームもたくさんいて、もっともっと個々でも上達が必要だと感じました」と井川選手はここまでの 5 試合を振り返ります。

そんな井川選手の目標とする選手は、トヨタ自動車 アンテロープスの山本麻衣選手や京都精華学園高校 2 年の吉田ひかり選手ら。
この先も「勝利に貢献できる選手になりたいです」と誓った Sprite のエースは、明日 8 日 の 3 位決定戦で銅メダル獲得を目指します。